脚注
脚注1
この時期のサイクリングは、積極的にスポーツとして採り入れたものではありません。
腰に負担を掛ける「歩行」より、若干、前屈みで運転する自転車で移動する方が、腰への負担は少ない、
との整骨院でのアドバイスに基づいて、日常の歩行に換えて採り入れたものです。
脚注2
【注意:これから述べます身体の使い方や鍛錬方法は、重ねて申し上げますが、あくまでも「筆者の身体、状態には合っていた」
ものであり、また、ご紹介致します一般的な鍛錬法につきましても、お体の状態に合っているのか、また採り入れる時期として適当
なのか、などは個別の症状により異なりますので、ご紹介致しますメソッドを試されたい方は、まずは必ずお医者様、掛かりつけの
整骨院などへご相談され、その指示に従われる様になさって下さい。】
腓腹筋を含む「ふくらはぎ」の鍛錬とストレッチにつきましては、敢えて「骨盤底筋運動」に含んでおります。
「ふくらはぎの部位鍛錬」と捉えず、腰の負担を柔らげる為に、脚の末端である「踵(かかと)」まで重さを分散させる経路の強化、
と捉えていたためです。
全身の体重を支えているのは、つまる所「踵」で、人体が立位をとる場合において、地面との接地点を踵とした際、接地の作用に
対する地面からの反作用は、必然、踵→脚部を通って腰に至る様ですが、この、腰への負担を減らす方策と致しまして、
「踵を浮かしてつま先に重心を置く」という型をとりました。
踵で体重を支える事に変わりはありませんが、ストレートに踵で接地するのではなく、母指丘を含む「足の指先」を締める事で
踵を活かし、合わせて膝を少し緩め、積極的に「つま先立ち」するのではなしに、「若干、自然と踵が浮く」勢をとりました。
この立ち方に慣れますと、おへそから下が地面へ近づく感じが判りますし、「脚部を重さが流れて行く感覚」が解ります。
【~閑話休題~
「つま先を締める」鍛錬に用いられた鍛錬具の一つが、「鉄下駄」です。鉄下駄は脚部の筋肉へ負荷を掛けるだけでなく、足を
踏み出す際に足底から下駄が離れない様に「つま先を締めて」安定させる事で、つま先を鍛える効果が有ります。
尚、「踵」という事につきまして、かつて書籍にて、中国拳法家の方が体育館の壁に拳を触れ、そのまま踵を踏み込むと壁が
震動する、というお話が紹介されており、驚嘆したものです。】
さて、立位の場合は上記の様な身体操作を心がけましたが、歩行は、踏み込む足はつま先、蹴り込む足は踵を、それぞれ活用
致しました。
いずれにしても、前脛骨筋を含む「ふくらはぎ」の筋肉を充実させる事は大切なようです。
一般の方向けの「ふくらはぎ鍛錬法」と致しましては、よく紹介されております、「立って行う踵の上下運動」が良い様です。
武道ではまた別の鍛錬法も伝わっておりますが、オープンにはされていない様ですし、何よりも一般の方が行うには苛烈な
鍛錬方法ですので、ここでは割愛させて頂きます。